【モラハラ】元夫の男尊女卑っぷり
私の元夫、そして元夫の実家の考え方は、時代錯誤の男尊女卑でした。
最初に感じた違和感、結婚してからの辛い体験。
結婚を考えている方には、もう一度考える機会を、モラハラ夫に悩んでいる方には、共感してもらえれば嬉しいです。
〇〇家の掟
結婚の挨拶に初めて元夫の実家にお伺いした時のこと。
私は結婚当時からぽちゃ体型なんですが、私を見た舅は、「俺より脚太いな」と嘲笑い、姑からは「結婚したら否応なしに痩せるわよ」と言われました。
その姑の言葉に「え?どう言う意味?」とちょっとした不安を抱きましたが、当時は元夫を信じてしまっていたので「気にするな」と言われ、能天気な私は本当に気にしないようにしてたんです。
姑が言っていた「痩せるわよ」の意味は、元夫の実家の掟が
『〇〇家では男は疲れるから休んでいるのが当たり前、女は寝ないで家事、育児、介護、仕事をする』
だったのです。
その〇〇家の掟で育ってきた元夫が男尊女卑の考えなのは今思えば当たり前のこと。
そしてこの掟が何十年にも渡って私を悩ませることになりました。
〇〇な嫁はいらない
結婚が決まって、式の準備など忙しくなってきた頃、式場で衣装などを選ぶ時に、姑に
「〇〇家は男の子を産めない嫁はいらない、親の面倒を見ない嫁もいらないから」
と宣言されました。
私の一族は典型的な女系、元夫の一族は典型的な男系でした。
うわーと思いながらも結婚に浮かれてたやはり能天気な当時の私は
「ま、産めばどちらでも可愛いんだろうし、親の面倒を見るのは当然だし」
と思ってしまいました。
その後、私は可愛い二人の女の子を授かりました。
妊娠中に性別がわかってから「どんな子が産まれてくるかわからないから周りには妊娠のことは言わないから」と姑に言われました。
もし障害など持って産まれてきたら闇に葬る気?と思ってしまうような発言が二人目の娘が産まれるまで続いたのです。
私には一人天国に行ってしまった子供もいます、三人目でした。
その子とお別れして病院のベッドで泣いている私に、元夫はこう言いました。
「あれ、絶対男の子だったよな、まったく・・・」と
男尊女卑はモラハラになる?
「男尊女卑」という考え方はモラハラになるか、と言うことについて私の離婚調停の経験を踏まえて書きたいと思います。
男尊女卑の考え方に悩み苦しむ人が、今後「調停」「裁判」など行動を考えるときに参考にしてみてください。
調停でモラハラは証明できるのか
それはいまでもわかりません。その理由は2つあります。
一つは、モラハラにはDVを受けた後に残る傷のような、目に見える証拠が無いからです。
実際に殴られたりするDVなら傷など証拠が残りますし、医師に診断書を書いてもらうこともできます。だけどモラハラは主に言動でされますので、目に見えるものでなく、決定的な証拠を揃えるのが難しいんです。
それをわかってモラハラしている人もいますし、元夫もそうでした。
でも、モラハラは精神的DVとして認められるようにもなってきました。
二つ目に、最も悔しいことなのですが、相手方が認めないとモラハラだと認定されません。
元夫も認めませんでした。
でも、調停で被害者側からの証拠や訴えは調停員、裁判官に伝えることができますし、公平な判定への近道にもなります。
私は最後に調停員に言われました。「あの様子じゃ結婚生活大変でしたよね。頑張りましたね」と。
調停でモラハラを証明する方法
もし、あなたがモラハラに苦しんでいて、これから何か対応をしようとしているなら、まず秘密のノートを作って、されて嫌だったこと、発言などを記入してください。
年月日はもちろん思い出したくもないでしょうがなるべく詳しく。
私はその秘密のノートを作り、元夫から受けたモラハラに当たる言動とそれを受けた日付をノートに記し、調停で提出したことによって、モラハラを受けていたことを認められ、離婚調停を成立させることができました。
男尊女卑はモラハラの連鎖を産む(姑の事)
私は元夫の実家が大嫌いです。
この記事をここまで読んでいただいた方には共感していただけると思います。
姑の両親は戦争で亡くなり、学校もまともに卒業できないまま結婚。
〇〇家の掟を教え込まれ寝ずに働いたそうです。
親が生きていたら帰ってたと言っていたくらい辛かったんだと思います。
そして元夫が高校生の時に倒れ入院・手術。
元夫はそのことで父親と祖母を絶対許さないと言っていました。
私も娘が高校生の時に命に係わる病気になり倒れました。
離婚調停が進み、実家に逃げ帰った直後でした。
体調の悪さは感じていましたが、元夫から離れないと病院に行ける状態ではなかったのです。
元夫が許さないと言っていたことと同じことを元夫と姑はしたんです。
これは男尊女卑からのモラハラの連鎖だと私は思います。
まとめ
男尊女卑はもちろんモラハラに当たりますし、調停で証明しづらい言動もノートに書き留めて可視化することで、立派な証明になり、調停・裁判を有利にすることができます。
日本は未だに男尊女卑の考え方が残っていて、女性もその考え方に縛られ、苦しんでいる人も大勢いらっしゃると思います。
もし、あなたが苦しんでいるなら、今すぐ近くの相談窓口に行ってください。
私は県、市、警察、児童相談所。その他いろいろ行きました。今は電話相談もあります。
小さな行動を起こすことで、小さな光が差し込みます。
私は、そんな男尊女卑の考え方から抜け出したことで、白黒の世界でしかなかった自分の人生に色がつき始めました。
あなたも1人で苦しみ悩まずに、小さな行動を起こしてみませんか?
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