昼逃げ

入学式

次女の入学式、とうとう家を出る日。

元夫は真新しい制服を着た次女に「入学おめでとう」の言葉もなくいつものように時間ギリギリに仕事に行きました。よく仕事を当日に休んでいる人だったので仕事を休んだらどうしようとドキドキしていました。

私と次女が入学式に。その間に長女が荷物をまとめ私の実家に運びました。長女の友人が車を出してくれてとても助かりました。自宅と実家の間を何往復もしてくれました。

学校の綺麗だった桜の花。きっとずっと忘れないだろうなと思います。

そして入学式が終わると本格的に昼逃げ開始です。とにかく元夫が帰ってくる前に必要な荷物を運ばなければ・・・。

急がないと、急がないと、急がないと・・・。

長女がかなり進めてくれたこともあり、仕事が終わった姉も駆けつけてなんとか暗くなる前に荷物を実家に運ぶことができました。

自分と子供のものがなくなったがらんとした家を見て、不思議な感情がありました。その家には長女の入学のために広い家にと思い引っ越してきた家で、確かにいろいろな思い出がありました。小学生になり、中学生になり、高校生になり。その間にも東日本大震災があったり。

だけど、ここから逃げ出せるという安堵感のほうが大きかったのです。 やっと苦しかったモラハラ夫から逃げ出せる。 きっとここで思い出のほうに気持ちが動くならまだやり直しができるんだろうな、気持ちが動かない私はやっぱり別れたいんだ。

女性相談で言われた通り、リビングのテーブルの上に置手紙を置きました。

離婚を前提に別居したいと思います。これからは第三者をいれてしかお話しするつもりはありません」そう書いた置手紙。

暗くなってから帰宅した元夫がこの部屋と置手紙を見たらなんと思うか。 きっと激怒して連絡してくるんだろうな。 話すつもりはないけど。 それをとても冷静に考えている自分がいました。

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